バナー広告とは?利用するメリット・デメリットと作り方を解説
#IPマーケティング
2024.09.09

バナー広告とは?利用するメリット・デメリットと作り方を解説

「バナー広告について詳しく知りたい」「バナー広告を出稿する際のメリット・デメリットを把握しておきたい」「バナー広告を作る際の流れを教えてほしい」といったようにお考えではないでしょうか。

バナー広告は、Web広告の一種です。インターネット上の広告枠に画像や動画形式で表示されます。テキストのみの広告に比べて、ユーザーに視覚的なアピールが可能です。

テキストでは伝わらない自社の商品・サービスの魅力をユーザーに届けられます。しかしバナー広告は、クリエイティブの出来で成果が大きく変化します。

配置や文言を変更した複数のバナー広告を用意してテストを繰り返し、費用対効果を高めるために試行錯誤しなければなりません。

そこで本記事では、バナー広告を利用するメリット・デメリットと作り方について解説します。成果を出すためのポイントも紹介しているので、バナー広告で商品・サービスをアピールしたい方は、ぜひ参考にしてください。

INDEX
  1. バナー広告とは
  2. バナー広告と他の広告との違い
  3. バナー広告の種類2種
  4. バナー広告を利用する3つのメリット
  5. バナー広告を利用する2つのデメリット
  6. バナー広告の作り方5ステップ
  7. バナー広告の料金体系
  8. バナー広告で成果を出すためのポイント
  9. バナー広告を活用して商品・サービスの認知度を上げよう

バナー広告とは

バナー広告とはWeb広告の一つで、インターネット上の広告枠に画像や動画が表示される広告です

バナー広告は、広告を掲載するメディアによって以下のように形状とサイズが決まっています。

  • 長方形
  • 横長・縦長
  • 正方形

テキストだけの広告に比べてユーザーに視覚的なアプローチが可能です。動画や画像はテキストよりも目に止まりやすく、広告に興味を持ってもらえる可能性が高まります

商品の特徴やメリットを伝える際に有効な広告です。

バナー広告と他の広告との違い

バナー広告と他の広告との違いを以下の流れで解説します。

  • リスティング広告との違い
  • ディスプレイ広告との違い

他の広告との違いを把握することで、バナー広告を活用する目的が明確になります。

リスティング広告との違い

バナー広告とリスティング広告の違いは以下のとおりです。

区分

バナー広告

リスティング広告

フォーマット

画像と動画がメイン

テキスト

配信場所

Webサイト

検索結果画面

広告効果

認知度拡大

CV獲得

料金体系

・クリック課金型

・インプレッション課金型

クリック課金型

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに関連のあるテキスト形式で配信する広告です。検索連動型広告とも呼ばれます。

ニーズが顕在化している顧客にアプローチしやすい広告です。主に問い合わせや購入などCV獲得を促すために活用します。

一方でバナー広告は、Webサイトに訪れた見込み客に対してアプローチできます。Webサイトの広告枠に動画や画像で表示されるため、多くのユーザーの目に触れる広告です。

ディスプレイ広告との違い

ディスプレイ広告は、インターネットやアプリ上の広告枠に表示されるすべての広告を指します

そのため、バナー広告もディスプレイ広告の一種です。ディスプレイ広告とバナー広告に大きな違いはありません。

バナー広告の種類2種

バナー広告の種類は以下の2つです。

  1. 純広告型
  2. 運用型

自社の費用に見合った方法を選択しましょう。

1.純広告型

純広告型は、インターネットやアプリ上に用意されている広告枠を一定期間固定料金で購入して表示する方法です。事前に用意されている料金を支払うことで利用できます。

Webページやアプリ画面にアクセスしたすべてのユーザーに向けて表示されるため、商品・サービスの認知度向上に効果的です。

しかし人気のある広告枠は、費用が高額になる傾向にあります。確実に広告を掲載して、企業のブランディングを図ったり、自社商品・サービスをアピールしたい際におすすめな方法です。

2.運用型

運用型は、広告掲載後に広告主が以下のようにリアルタイムで変更・改善を行う方法です。

  • クリエイティブの内容
  • 入札額
  • ターゲット設定

掲載先の訪問ユーザーに合わせて広告の調整が可能です。しかしリアルタイムで広告を調整しなければならないため、純広告型よりも運用に手間がかかります

純広告型よりも、安い費用で始められる点がメリットです。変更・改善によって成果が出てくれば、大きな費用対効果が期待できます

バナー広告を利用する3つのメリット

バナー広告を打ち出すメリットは以下のとおりです。

  1. 視覚的なアピールができる
  2. 潜在層への認知拡大を狙える
  3. 信頼性がアップする

バナー広告の活用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1.視覚的なアピールができる

バナー広告を活用することで、視覚的なアピールが可能です。画像や動画はユーザーの目に止まりやすく、テキストでは伝わらない商品・サービスの魅力をユーザーに届けられます。

広告のクリック率上昇につながり、問い合わせや購入率がアップするでしょう。

2.潜在層への認知拡大を狙える

バナー広告を活用すると、潜在層への認知拡大を狙えることもメリットです。以下のような幅広い潜在層に商品・サービスを広められます。

  • 自社の商品・サービスを知らないユーザー
  • 商品・サービスは知っているが自分のニーズに合うかわからないユーザー

広告を運用してみると、新たな見込み顧客が見つかる可能性があります。バナー広告を展開して認知拡大を狙うことで、次の施策につなげられるでしょう。

3.信頼性がアップする

利用者の多い有名な媒体にバナー広告を掲載することで、商品・サービスの信頼性がアップします

ユーザーにとって魅力的な広告クリエイティブであれば、企業のブランドイメージのアップにも効果的です。バナー広告は、会社のブランディング効果も期待できます。

バナー広告を利用する2つのデメリット

バナー広告を利用するデメリット・注意点は以下のとおりです。

  1. 作成に時間がかかる
  2. クリエイティブの出来で成果が変化しやすい

バナー広告を利用する前に、デメリットを把握しておきましょう。

1.作成に時間がかかる

バナー広告のデメリットは、作成に時間がかかることです。たとえば、画像を利用したバナー広告を作る場合、以下のような作業が必要です。

  • 構成を決める
  • 画像を探す(撮影・創作)
  • 文言を決める
  • 画像と文言の配置を決める

またバナー広告は、中身が非常に重要です。出稿費用をかけても、魅力的なクリエイティブでなければ効果が出にくくなります。

成果の出るバナー広告を作成するためには、配置や文言を何度も練りなおさなければなりません。魅力的なバナー広告を作るには時間がかかります。

2.クリエイティブの出来で成果が変化しやすい

バナー広告はクリエイティブの出来で効果が変化しやすく、成果がまったく出ないケースも珍しくありません

配置や文言を変更した複数のバナー広告を用意して、A/Bテストを実施することが大切です。変更・改善を繰り返し、広告の費用対効果を高めていく必要があります

なお、広告のクリエイティブについては以下の記事で詳しく解説しています。

バナー広告の作り方5ステップ

バナー広告の作り方を以下の5ステップで解説します。

  1. 目的を明確にする
  2. ターゲットを絞り込む
  3. 出稿先の媒体とサイズを決める
  4. 掲載する内容を決める
  5. デザインを制作する

バナー広告を作成する際の参考にしてください。

1.目的を明確にする

バナー広告を作る際は、まず目的を明確にすることが大切です。目的がないまま進めてしまうと、広告の運用自体が目的になってしまい、成果が出ない状況になりかねません。

たとえばバナー広告を活用する目的は以下のとおりです。

  • 新商品の認知拡大
  • 既存商品のアピール
  • イベント開催のお知らせ

バナー広告を打つことで、どのような結果が欲しいのか明確にしましょう。

2.ターゲットを絞り込む

バナー広告を作る目的を明確にしたら、ターゲットを絞り込みます。たとえば、男性用化粧品の売上アップが目的なら、美容に興味のある男性や男性へのギフトを考えている方などです。

絞り込んだターゲットに合わせて、キャッチコピーや画像など、広告の内容を決めます。ターゲットを絞ることで、広告を打つ媒体を選ぶ際に役立ちます。

3.出稿先の媒体とサイズを決める

ターゲットを絞ったら、出稿先の媒体とサイズを決めましょう。絞ったターゲットがアプリやSNSなど、どの媒体をよく利用するかを考慮する必要があります。

また出稿するサイズも重要です。大きさによって、掲載する内容のボリュームや広告のクリック率が変化します。広告メディアによってサイズや費用、ガイドラインが異なるため注意が必要です。

4.掲載する内容を決める

出稿する広告とサイズが決まったら、掲載する内容を決めます。サイズによって掲載できる内容が制限されるため、伝えたい情報を絞らなければなりません。

バナー広告で自社の商品・サービスについて、ユーザーにもっとも伝えたい内容を掲載することが大切です

5.デザインを制作する

掲載する内容が決定したら、バナー広告のデザイン制作に移ります。成果や企業のブランディングに影響するため、非常に重要な作業です。

魅力的なバナー広告を作るために、タレントを起用する方法も考えられます。有名なタレントを起用すれば、ユーザーの目に止まりやすくクリック率の増加につながるためです

しかしタレントを起用するには、年間契約で1,000万〜3,000万円など、高額な費用がかかるケースがあります。タレントサブスクなら、費用を抑えてタレントを起用できます。タレントサブスクとは、定額料金でタレントの宣伝素材を利用できるサービスです。

バナー広告の料金体系

バナー広告の主な料金体系は以下です。

  • 期間保証型
  • クリック課金型
  • 成果報酬型
  • インプレッション課金型

自社の予算に沿った料金体系を選択しましょう。

期間保証型

期間保証型は、月額料金または年額料金が固定の料金体系です。固定料金を支払えば、契約が続く限り広告を掲載できます。

たとえば、あるアプリに月額3万円でバナー広告を掲載可能となったとします。契約が続く限り毎月3万円を支払えば、広告を掲載可能です。なお料金はメディアやアプリによって異なります。

クリック課金型

クリック課金型は、バナー広告がクリックされた時点で費用が発生する形式です。クリック1回あたりの単価が設定されていることが多く、クリック単価は掲載媒体によって異なります。

クリック課金型なら、クリックされなければ費用はかかりません。かかるコストの分だけ利用者が目的のページに遷移しているため、無駄な費用がかからない点がメリットといえます。またクリック数で広告の効果を計測できるため、分析と改善がしやすいでしょう。

成果報酬型

成果報酬型は、バナー広告を経由して成果(CV)が発生した時点で料金が発生する仕組みです

バナー広告の遷移先のページから購入や申し込みが発生すると、成果としてカウントされ料金が発生します。

広告が表示されたりクリックされたりしただけでは、料金は発生しません。成果報酬型は、広告費用が発生するまでにもっともハードルが高い方法といえます。しかし広告費用の発生までのハードルが高い分、1件あたりの広告単価が高額になる点を把握しておきましょう。

インプレッション課金型

インプレッション課金型とは、インプレッション数に応じて広告料が発生する仕組みです。インプレッションとは、広告が表示された回数を指します。

ユーザーがWebサイトやアプリで広告を閲覧した回数が、1インプレッションとしてカウントされます。費用分だけ表示されるため、広告のクリック数に効果が左右されません。広告の配信数を増やして、幅広いターゲットを獲得したいときに最適な方法です。

影響力のある媒体の広告枠を利用できれば、より多くのユーザーに向けて自社の商品・サービスをアピールできるでしょう。

バナー広告で成果を出すためのポイント

バナー広告は、クリエイティブの中身で成果が大きく変わります。ユーザーにとって魅力的なクリエイティブを作成できれば、閲覧数やクリック数の増加につながるためです。

バナー広告によって成果を出すポイントの一つとして、クリエイティブにタレントを起用することが挙げられます。バナー広告で成果を出すためには、デザインが命といっても過言ではありません。

ユーザーの目に止まる魅力的な広告でなければ、クリックされないためです。有名なタレントを起用することで、ユーザーが広告に興味をもち、クリック率の増加につながります

しかし大物タレントの起用となれば、1,000万〜3,000万円の高額な費用がかかるケースも珍しくありません。タレントサブスクなら費用を抑えてタレントを起用できるので、検討してみましょう。

バナー広告を活用して商品・サービスの認知度を上げよう

バナー広告とは、インターネット上の広告枠に画像や動画が表示されるWeb広告の一つです。ユーザーに向けて画像や動画などの視覚的なアピールができるため、テキストでは伝わらない商品・サービスの魅力を伝えられます

バナー広告は、デザインで成果が大きく変化する手法です。ユーザーにとって魅力的な広告でなければクリックされません。さまざまな工夫をこらして、ユーザーが広告に興味を引きましょう。クリック率がアップすれば、商品・サービスの購入や申し込みの増加につながります

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