ヨシダナギ第2弾ベスト作品集『HEROES -RELOADED-』出版・写真展開催
#トレンド
2025.01.19

ヨシダナギ第2弾ベスト作品集『HEROES -RELOADED-』出版・写真展開催

i

世界中の少数民族を「ヒーロー」として撮りつづけるヨシダナギさん。完売となった伝説的ベスト写真集『HEROES(初回限定版)』から8年、コロナ禍を経て再開した撮影旅のなかで撮り下ろした新作もふくめた『HEROES -RELOADED-』が2025年1月17日に上梓されました。

『HEROES -RELOADED-』

©2025 nagi yoshida

2025年1月17日(金)に上梓されたヨシダナギさんの第2弾ベスト写真集『HEROES -RELOADED-』は、大きな話題を呼んだ前作『HEORES』より8年の月日を費やし、世界各地で撮り下ろした14民族(特別装丁版『HEROES Special Edition』と4民族の一部同一カットあり(10民族作品が新作))の作品を掲載。

アフリカからアマゾン、そしてアジアと世界中を旅しながら撮りつづけた、それぞれの土地に生きる少数民族、先住民族の誇り高い勇姿をご覧いただけます。

しかもその美しさを質感でも再現すべく、最上級紙「エアラス」に、まるで艶やかな人肌のような手触りを楽しめるPP「ベルベット加工」を施した表紙にくわえ、本紙は京都の老舗美術印刷会社「サンエムカラー」の特殊技術「8K」による超高精細印刷、さらに写真集が「180 度」に開く、糸かがり綴じ+「キャラコ巻き製本」を採用。

デジタルコンテンツがあふれるこの時代に、紙ならではの表現力を駆使し、思わず触れたくなるような仕上がりとなりました。

作品例

(ムイラ(アンゴラ)/©2025 nagi yoshida)
(チチメカ(メキシコ)/©2025 nagi yoshida)
(アイヌ(日本)/©2025 nagi yoshida)
【フォトグラファーヨシダナギ 第2弾ベスト作品集 詳細】

タイトル:HEROES -RELOADED-
発売日:2025年1月17日(金)
価格:20,000円(税別)
頁数:152 ページ
サイズ:B4(横 257×縦 364mm)超・大型版
発売元:ライツ社
取り扱い先:全国書店およびネットショップにて販売
写真集に関するお問い合わせ先:ライツ社 078-915-1818

14民族(順不同):ケロ(ペルー)、チチメカ(メキシコ)、カンバーチベット(チベット)、ラダッキー(インド)、ブロッパ(インド)、アイヌ(日本)、ボロロ(マリ)、ベルベル(モロッコ)、ムイラ(アンゴラ)、タネカ(ベナン)、タヒチアン(タヒチ島)、マルケジャン(マルケサス諸島)、ヤワナワ(ブラジル)、カヤポ(ブラジル)

なお、オフィシャルストアでは『HEROES -RELOADED-』Limited Edition サイン&ポストカードセット付を数量限定販売。表紙もLimited Edition版限定なので必見です。

HEROES -RELOADED- 発売記念 ヨシダナギ写真展開催

(©2025 nagi yoshida)

前作の『HEROES』写真展はのべ10万人もの来場者数を記録。期待の高まるなか2025年3月より、3年ぶりの写真展が全国で開催されます。コロナ禍を経て、色をなくした現代に極彩色がよみがえります。

【ヨシダナギ写真展 「HEROES-RELOADED-」】

2025年3月26日(水)〜4月13日(日)徳島アミコ
2025年4月25日(金)〜5月6日(火)京成百貨店
2025年8月末 浦添市美術館
ほか全国で開催予定
placeholder

ヨシダナギ

フォトグラファー。2009 年より単身アフリカへ。独学で写真を学び、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、講談社出版文化賞 写真賞を受賞。2020年には世界中のドラァグクイーンを被写体とした作品「DRAGQUEEN - No Light, No Queen-」を発表。国内外での撮影やディレクションなどを多く手がける。

ヨシダナギさんによるコメント(プレスリリースより引用)

5歳の頃から32年間、少数民族に恋焦がれてきました。そして23歳でアフリカに行きはじめて以来、彼らとの交流は私にとって当たり前になっていました。

しかし、コロナ禍という未曾有の災禍により彼らと過ごす時間がなくなったことで、彼らと焚火を囲むような、なんでもない時間の尊さに気づかされ、もう一度彼らに会いに行く旅をしたい、そしてまた彼らの姿を収めたいと強く考えるようになりました。

そして、このコロナ禍で気づいたことがもうひとつ。それは私の作品を見てくれる人がいてくれるからこそ、私は彼らのカッコいい姿を伝えたいんだということ。

正直を言うと、カメラマンという肩書きが邪魔をして彼らと過ごす時間が、ある意味仕事になりすぎてしまったと感じ、もういつやめてもいいかなぁと思っていた時期もありました。

しかし、撮影協力してくれた世界中のモデルさんや応援してくれている方たちが温かい声を掛け続けてくださったからこそ、私は励まされ、これまで写真家としても活動してこれたんだという感謝の気持ちが芽生えてきました。

私の作品はある意味、かれら民族(とその肖像)の消費なのかもしれません。しかし今の彼らの文化とその姿を写真というカタチで残すことで、手にとっていただいた方の記憶に残り、そのポジティブな想いを友人や家族、子どもや孫たちに伝え続けてくれる。

なにより彼らの姿や生活、国に想いを馳せてもらえる。遠く離れた人と人とを繋ぐそんなキッカケになればと思っておりますので、私のヒーローたちを是非皆さまにご覧いただければ幸いです。

i

この記事を書いたライター

浦田みなみ
浦田みなみIP mag編集長

東京生まれ、渋谷ラバー。2011年小説『空のつくりかた』刊行。その後アパレル企業のコピーライティングをしたり、webメディアを立ち上げたり。最近の悩みは、趣味が多すぎてなにも極められないこと。でもそんな自分が好きです。

このライターの記事一覧を見る
Follow Me
この記事をシェアする