東京生まれ、渋谷ラバー。2011年小説『空のつくりかた』刊行。その後アパレル企業のコピーライティングをしたり、webメディアを立ち上げたり。最近の悩みは、趣味が多すぎてなにも極められないこと。でもそんな自分が好きです。
当記事は2024年7月28日(日)に横浜のぴあアリーナMMで開催された「20TH ANNIVERSARY 2024 KIM JAE JOONG ASIA TOUR CONCERT “FLOWER GARDEN” in JAPAN」のライブレポートです。
2003年にデビューし、現在はソロアーティストとしてだけでなく俳優など幅広く活動しているJAEJOONG(ジェジュン)。
デビュー20周年と最新アルバム『FLOWER GARDEN』の発売を記念して始まったアジアツアー「20TH ANNIVERSARY 2024 KIM JAE JOONG ASIA TOUR CONCERT “FLOWER GARDEN” in JAPAN」での一幕を惜しみなくレポートいたします!
同ツアーは韓国のソウルを皮切りに、日本、タイ、香港、ベトナム、台湾を回り、日本では7月27日(土)・28日(日)に横浜のぴあアリーナMM、8月24日(土)・25日(日)に神戸のワールド記念ホールにて開催。今回はそのなかでも7月28日(日)のもようをお届けします。
この日JAEJOONGは爽やかな白いシャツを身にまとってステージ中央にリフトアップで登場し、アルバム『FLOWER GARDEN』でもM1として収録されているダンサブルナンバー「Good News」を歌唱して会場を熱気に包んでいきました。
「新曲が多いけど、初めて聴く人も乗りやすいようにアレンジをしてきました」とファンへの配慮を忘れません。
曲目が進むなか、「初めて僕のライブに来た人〜?」と呼びかけ、手を挙げるファンに微笑みながら「ありがとう」と感謝を伝えたかと思いきや、べつのファンには「あ、そう。よかったですね」とあえての“ツンデレ”な神対応で会場を笑いの渦に。
「ロックな曲を歌うので」と茶目っけたっぷりに赤いジャケットを羽織ってからは、MIYAVIとのコラボ楽曲「Dopamine」など力強い歌唱を見せて、そのギャップで観客を改めて魅了。
ロックパートのあと「Summer J」のイントロが流れはじめると、会場全体にクラップ音が鳴り響き、観客の高揚をさらに盛り上げるようにJAEJOONGはステージを駆け回ります。
この曲の特徴はやはり「we say J」のあと「J!J!J!J!」とコール&レスポンスが繰り広げられるところ。くわえてJAEJOONGは飲んでいたペットボトルの水を会場に向けて振りまき、さらにファンのボルテージを上げていきます。
ファンが「もう1回!」とリクエストすると、「もう疲れた」と言いながらも「でも楽しいですね。お腹いっぱいごちそうを食べて、あと一口残っているときみたい」と独特の喩えでファンの共感を誘い、もちろんファンの要望を叶えてもう1ラウンドサビを繰り返していました。
なんでも前日の公演には親交の深い中島美嘉が観客として訪れていたらしく、しかも同氏の楽曲「GLAMOROUS SKY」のカバーを披露したので、とても緊張したと話していました。
そのうえで、2022年伝説のライブといわれている中島美嘉、HYDE、SUGIZO、そしてJAEJOONGが同じステージに立った日のことを思い返し、HYDEへの愛を炸裂。
もちろんここで披露するのはHYDEがプロデュースした「Breaking Dawn」。JAEJOONGの思いも伝わり、ファンはなおさらその歌声に酔いしれていました。
およそ180分にもわたるライブ。ステージ上を駆け回り、歌い続ける姿はスターそのものなのですが、MCのターンになるとお茶目な部分が顔を出し、ファンを全力で楽しませようという気持ちが伝わりました。
たとえば「歌いたい人〜?」と呼びかけて手を挙げたファンにマイクを渡して一節歌ってもらったり、ライブ中盤には客席からサプライズ登場し、ファンのみんなに花束を渡しながら会場を一周したり、距離感の近さがまるで友だち感覚!きっとファンの方々にとっては一生忘れられない思い出になったのではないでしょうか。
アンコールには、Tシャツスタイルに、公演直前に出演されたテレビ番組にまつわるパンダのポシェットをつけてカジュアルな装いで登場。このパンダのポシェットは会場に投げてファンにプレゼントすることになったのですが、このときに「JAEFANS(日本のファン)は家族だから妬まずに『おめでとう』って祝ってね」と言っていたのが印象的でした。
その声にファンはそろって「おめでとう〜」と言い、会場が一気に祝福ムードに。きっとこれまでのJAEJOONGとファンとの関係性があってこその発言だったと感じます。
最後のフォトセッションでは、「ハートとハトって似ているよね」という話からハトのポーズで撮影するという(ぜひJAEJOONGのInstagramをチェック!)、終演までチャーミングな魅力たっぷりなJAEJOONGでした。
アンコール曲に選ばれたのは「I AM U」。過去にリリースした曲名や歌詞をちりばめて、JAEJOONGが20年のあいだにファンとともに送ってきた時間を盛り込んだというファンソングです。
最後までファンへの感謝を惜しみなくあらわし、紙吹雪が舞い散るなかJAEJOONGが去ると、モニターにはiNKODE JAPAN初のイベント「iNKODE to PLAY」のサプライズ告知が!
iNKODE JAPANはJAEJOONGが設立した日本法人の事務所。きたる2024年10月5日(土)、6日(日)に千葉・幕張メッセイベントホールにて初開催されるそうで、会場からはひときわ大きい歓声が上がりました。
また、2024年8月25日(日)に開催される「20TH ANNIVERSARY 2024 KIM JAE JOONG ASIA TOUR CONCERT “FLOWER GARDEN” in JAPAN」の最終公演は全国各地のホール、映画館でライブビューイングが行われることも発表されています。
今回の感動を追体験したい方、「iNKODE to PLAY」が待ちきれない方はぜひ!
→チケット情報はこちら
当記事は2024年7月28日(日)に横浜のぴあアリーナMMで開催された「20TH ANNIVERSARY 2024 KIM JAE JOONG ASIA TOUR CONCERT “FLOWER GARDEN” in JAPAN」のライブレポートです。
東京生まれ、渋谷ラバー。2011年小説『空のつくりかた』刊行。その後アパレル企業のコピーライティングをしたり、webメディアを立ち上げたり。最近の悩みは、趣味が多すぎてなにも極められないこと。でもそんな自分が好きです。