東京生まれ、渋谷ラバー。2011年小説『空のつくりかた』刊行。その後アパレル企業のコピーライティングをしたり、webメディアを立ち上げたり。最近の悩みは、趣味が多すぎてなにも極められないこと。でもそんな自分が好きです。
当記事はアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」オープン10周年記念イベントに取材訪問し、作成いたしました。
トークセッション登壇者:
入江 聖奈さん(東京2020オリンピック ボクシング女子フェザー級 金メダリスト)
岡 慎之助さん(パリ2024オリンピック 男子体操 団体・個人総合・種目別鉄棒 金メダリスト)
鳥取県知事 平井 伸治さん
岡山県知事 伊原木 隆太さん
2024年11月1日(金)、鳥取県・岡山県共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の10周年記念イベントが開催され、金メダリストの入江聖奈さん(東京2020オリンピック ボクシング女子フェザー級)、岡慎之助さん(パリ2024オリンピック 男子体操 団体・個人総合・種目別鉄棒)、そして鳥取県知事 平井伸治さん、岡山県知事 伊原木隆太さんが登壇されました。
今年の春にリニューアルオープンした、とっとり・おかやま新橋館。IP magではそのセレモニーの様子も過去にご紹介していますが、今回もそのとき同様に平井知事のダジャレが炸裂し、笑いの絶えないイベントとなりました。
▼ガンバレルーヤのおふたりと高橋大輔さんが登壇されたリニューアルオープンセレモニーの様子はこちら
まずは平井知事と伊原木知事のご挨拶からスタート。両名とも気合十分のコックコートの出で立ちです。このとっとり・おかやま新橋館内に併設されているビストロカフェ「ももてなし家」で実際に使われているユニフォームだそうです。
平井知事から、「金メダリストをお呼びするので金曜日、しかも岡山県出身の岡慎之助さんは3つ金メダルを獲得されたということで『11.1』と1が3つ並ぶ日」と、当イベントが11/1(金)に開催されることになった理由についてジョークを交えて説明があると、伊原木知事は「私が岡山県知事に当選をして4期目に入ったのは数日前ですし、ゲストの岡慎之助さんの誕生日は昨日なので、どうして今日なんだろうと思っていたんですが腑に落ちました」と納得の表情。
たしかに伊原木知事は先般10月27日(日)に4度目の当選をしたばかり。自然と祝福ムードになると、なんと平井知事から花束を贈られるというサプライズもありました。
伊原木知事も驚きながら思わずにっこり。ひと足先に5期目をひた走っている平井知事に対して「5期目を務めていらっしゃる方の偉大さが……」と漏らすと、すかさず平井知事から「いやいや、4期はよきに計らえといいますから」とダジャレが。今回もおふたりの仲の良さがうかがえるなか、イベントがスタートしました。
鳥取県出身の入江聖奈さん、岡山県出身の岡慎之助さんは、それぞれ出身地の好きなところについてご紹介。
まず入江さんは米子城跡の「城山」をチョイスされました。
なんでも子どものころにその石垣をよくクライミングされていたそうで、やはり数年後金メダリストになるほどの方となると、幼少期の過ごし方から一味違います。
「最後のほうは近所の人に助けてもらいましたけど(笑)。でも青春がつまった場所です」と素敵なエピソードを明かしてくれました。
そして岡さんは児島ジーンズストリートをご紹介。
普段からデニムをよく履かれるらしく、もちろんこちらで購入されたものも愛用されているようです。「でも最近はあまり行けていないので、また帰ったときに寄りたいと思います」と笑顔を見せてくれました。
次は当イベントのメインコーナーとして、両知事がそれぞれ入江さん、岡さんの好物をお聞きしたうえで、地元の食材を使った豪華なメニューで“ももてなし”(鳥取県、岡山県の名産品である「梨」と「桃」、そして「おもてなし」を掛け合わせた言葉)。
鳥取県からは、入江さんの好物であるカニと大好きなカエルを意識して「感動が鮮やカニよみガエル!鳥取県産蟹のクリームパスタ」がふるまわれます。ダジャレが得意な平井知事らしいメニュー名ですが、味はもちろん絶品。
入江さんは食べた瞬間に目を輝かせ、岡さんも「ソースとパスタが絡み合って最高」と大絶賛していました。
岡山県からは「岡アツ!肉アツ!岡山県産千屋牛の岡山旋風デミグラスソース煮」がお目見え。「岡アツ」という言葉は、岡山県のいいところを表すときに使う言葉だそうなのですが、伊原木知事は「いま考えると岡さんを褒めるために言ってきた言葉のよう」なんておっしゃっていました。
こちらも記者席までおいしさが伝わるような笑顔でみなさん召し上がっており、平井知事は完食!鳥取県も岡山県もグルメに強いということがわかります。
とっとり・おかやま新橋館が10周年を迎えたことを受け、みなさんのこの先10年の目標についてトーク。
入江さんは東京2020にて金メダルを獲得したのち、そのカエル愛を研究に生かすべく現在は東京農工大学大学院に進学されていらっしゃるので、「いま着ているジャージに合わないことを言いますが」と前置きしたうえで「今年度中にカエルについて論文を出したい」と熱い思いを明かしました。
一方、岡さんは「来年の世界選手権で平行棒で優勝すること、そして4年後のロサンゼルスオリンピックで4冠を達成することです!」と宣言。壇上からも記者席からも歓声が上がり、次にマイクを持った伊原木知事が「4冠と聞いたあとになにを言えばいいのか……」とうろたえる場面も見られました。
とっとり・おかやま新橋館はこの10年のあいだに430万人が来館されたようで、その数は鳥取県の人口(約54万人)、岡山県の人口(約184万人)を合わせても遥かに届きません。伊原木知事は、さらに今後は「東京都の人口(約1,417万人)を超え、いずれは日本の人口(約1億2,489万人)を超え、都内で必ず訪れるべき名スポットになってくれればいいなと思います」と熱い思いを語ります。
次は、とっとり・おかやま新橋館の10周年を祝福するウェルカムボードに4人の手形を押します。それぞれ違う色を選び、中心から輝きが広がるよう円形に力いっぱい手のひらをのせたら、なんともパワーみなぎるボードが完成しました。
このとき入江さんが選んだのが「カエル色」ともいえる黄緑色だったのも印象深いです(でも実は好きな色は水色だそう)。
最後に両知事がとっとり・おかやま新橋館ができたばかりのことを振り返り、「いろんな方にお世話になった10年間でした」と感謝を述べたり、「1期のころの気持ちを忘れないようにこれからもがんばります」と抱負を語ったりしていると、10年前に入江さんは中学生、岡さんは小学生であることが判明。ジェネレーションギャップに思わず平井知事も伊原木知事も驚いていました。
入江さんはそのころ岡山県まで出稽古に励んでいたらしく、しかし本人いわく当時は「弱っちかったのでボコボコにされて帰ってきた」そうで、しばらく「岡山県」と聞くと「怖い」という印象があったのだそう。
でも本日、伊原木知事、そして岡さんの優しさに触れて「やっとトラウマが解消されそうです」と笑顔を見せていました。
また岡さんは、10年前にはすでに体操漬けの日々だったらしく(体操を始めたのは4歳から!)、そんななか「岡山県のおいしいものを食べていました」と思い出を振り返っていました。
4人、そしてとっとり・おかやま新橋館のこの先10年がますます楽しみです。
当記事はアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」オープン10周年記念イベントに取材訪問し、作成いたしました。
トークセッション登壇者:
入江 聖奈さん(東京2020オリンピック ボクシング女子フェザー級 金メダリスト)
岡 慎之助さん(パリ2024オリンピック 男子体操 団体・個人総合・種目別鉄棒 金メダリスト)
鳥取県知事 平井 伸治さん
岡山県知事 伊原木 隆太さん
東京生まれ、渋谷ラバー。2011年小説『空のつくりかた』刊行。その後アパレル企業のコピーライティングをしたり、webメディアを立ち上げたり。最近の悩みは、趣味が多すぎてなにも極められないこと。でもそんな自分が好きです。