『ドラゴンボール』の海外人気は?各国の反応や注目のキャラクターを紹介
#エンタメIP
2025.02.10

『ドラゴンボール』の海外人気は?各国の反応や注目のキャラクターを紹介

「『ドラゴンボール』の海外人気はどれくらい?」「海外で人気の高い『ドラゴンボール』のキャラクターは?」

このように『ドラゴンボール』の海外での人気が気になる方も多いのではないでしょうか。『ドラゴンボール』は国内のみならず、海外においても人気の高い作品です。

本記事では、『ドラゴンボール』の海外人気が高い理由や、とくに人気の高い国などを解説します。最後まで読むことで『ドラゴンボール』の海外での人気ぶりが理解できるでしょう。

INDEX
  1. 『ドラゴンボール』は海外人気が高い
  2. 『ドラゴンボール』が海外で人気の理由
  3. 『ドラゴンボール』が人気の国・地域
  4. 『ドラゴンボール』のメディア展開と海外の反応
  5. 海外で人気の『ドラゴンボール』キャラクター5選
  6. 『ドラゴンボール』が好きな海外の有名人
  7. 『ドラゴンボール』は海外でも人気が高い

『ドラゴンボール』は海外人気が高い

『ドラゴンボール』は海外においても人気が高い作品です。

その人気ぶりは、世界各国で開催されているイベントからもうかがえます。アメリカにおいては、ロサンゼルスで2021年より「ドラゴンボールゲームスバトルアワー」が開催されています。

また、2024年は世界最大級の祭典「ニューヨーク・コミコン2024」にて、『ドラゴンボール DAIMA』のイベントが開催されました。

サウジアラビアにおいては、2024年に『ドラゴンボール』のテーマパークの建設が発表されています。50万㎡の敷地に7つのエリアを構成し、「カメハウス」などさまざまな建物が建設される予定です。

作者である鳥山明さんが亡くなった際は、各国の要人からも追悼メッセージが発表されました。フランスのマクロン大統領や、ブラジルのジェラルド・アルキミン副大統領は、悟空や仲間たちが集まった画像付きで追悼の意を投稿しています。

参照:株式会社バンダイナムコエンターテインメント「ドラゴンボールゲームスバトルアワー 2025 公式サイト
参照:ARETTO「世界最大級の祭典「ニューヨーク コミコン」にて「ドラゴンボール ダイマ」パネルイベントが開催
参照:株式会社バンダイナムコエンターテインメント「ドラゴンボールオフィシャルサイト

『ドラゴンボール』が海外で人気の理由

『ドラゴンボール』の海外人気が高い理由は以下の6つです。

  • 多彩なキャラクターを楽しめる
  • 登場人物が成長し続けるストーリーが飽きさせない
  • 印象的なシーンが多い
  • 楽曲の人気も高い
  • 日本アニメの普及が広まるタイミングにプロモーションを成功させた
  • メディアミックスに成功した

それぞれの理由を詳しく解説します。

多彩なキャラクターを楽しめる

『ドラゴンボール』が海外で人気の理由には、多彩なキャラクターを楽しめることが挙げられます。

一人のヒーローが活躍することの多い欧米作品とは異なり、『ドラゴンボール』は主人公以外のキャラクターも見せ場が多いことが特徴的です。

主人公である孫悟空はもちろん、フリーザやセルなど、個性の強い悪役も数多く登場し、どのキャラクターも人気を集めています。

南米のペルーにおいては、悟飯やベジータ、クリリンなどの登場人物の名前を子どもに名づける親がいるほどキャラクターが人気です。2017年ペルー政府公式Xの発表によると、500名以上が『ドラゴンボール』の登場人物の名前をつけています。

参照:X「RENIEC PERÚ

登場人物が成長し続けるストーリーが飽きさせない

『ドラゴンボール』が海外で人気の理由には、登場人物が成長し続けるストーリーで飽きさせないことも挙げられます。

強敵に苦戦していた孫悟空が、修行や戦いを重ねるなかで強く成長していく姿から目が離せないファンも多いでしょう。

悪役として登場し、悟空のライバルであったベジータが家族愛に目覚め、悟空とともに戦うなど、主人公以外の成長も魅力的です。

『ドラゴンボール』の登場人物は、一般的な漫画と異なり、物語が進むにつれて歳を重ねているのが特徴的です。また、ストーリーごとにファッションも変わっています。このように各キャラクターのビジュアルを変化させる点も、飽きさせない要素といえるでしょう。

印象的なシーンが多い

ストーリー展開の楽しさだけでなく、見どころとなる印象的なシーンが多いのも『ドラゴンボール』が海外で人気を集める理由といえるでしょう。

過去には、登場人物であるベジータのセリフ「It’s Over 9000」が英語圏でミームとなったほどの人気です。

また、『ドラゴンボール』に登場する戦士はそれぞれ得意技をもっており、技の名前やポーズも人気です。2024年にパリオリンピックに出場したフェンシングのフランス代表チームの選手たちが「かめはめ波」のポーズを披露したことも話題になりました。

参照:株式会社ユーザベース / Uzabase, Inc.「海外ファンが最も好きなドラゴンボールはベジータが叫ぶ「戦闘力9000超!」鳥山明さん追悼
参照:THE DIGEST「「日本のアニメ愛が半端ない!」フェンシング仏代表が披露した渾身の“かめはめ波”に日本&海外で大反響!「これは嬉しい」「鳥山先生はみんなの心に生きている」【パリ五輪】

楽曲の人気も高い

テレビアニメに使われている楽曲の人気が高いことも『ドラゴンボール』の海外人気が高い理由の一つです。

2024年に放送されたテレビ番組『外国人がガチで投票!世界アニソン総選挙』(テレビ朝日系)においては、『ドラゴンボールZ』の主題歌が13位を獲得しています。

前年度のJASRACからの著作物使用料の分配額が高かった作品の作詞者・作曲者・音楽出版社の功績と栄誉を称え顕彰する2019年JASRAC賞においても、『ドラゴンボールZ』の BGMが国際賞を受賞しています。

参照:U-NEXT SQUARE「【アニソン総選挙】世界で人気のアニソンランキングTOP20が発表。エヴァ、【推しの子】に続く意外な3位とは?
参照:JASRAC「2019年JASRAC賞

日本アニメの普及が広まるタイミングにプロモーションを成功させた

日本アニメ人気が拡大するタイミングでプロモーションしたことも、『ドラゴンボール』の海外人気を押しあげた理由の一つでしょう。

日本が『ドラゴンボール』をはじめとする自国のアニメ作品を世界中に売り込みはじめた1980年代は、ちょうど欧州で民間放送が始まった時期と重なります。

放送できるコンテンツが不足している時期だったため、そのタイミングで日本のアニメをプロモーションしたことで、各国への供給を成功させたのです。

当時子どもだった世代が根強いファンとなったことで、さらにその子どもの代にまで普及することができ、幅広い年代に支持を得たと考えられます。

参照:株式会社東洋経済新報社「「ドラゴンボール」を欧州に広めた男

メディアミックスに成功した

『ドラゴンボール』は、メディアミックスも成功しました。多くのメディアから認知を集め、幅広いファンを獲得することで、海外の人気も得られたと考えられます。

原作は『週刊少年ジャンプ』にのみ掲載されていましたが、コミックスの出版やアニメ化、劇場版の上映などさまざま展開されました。

さらにゲームやフィギュア、グッズなども数多く販売され、海外人気を押しあげたと考えられます。

なお、メディアミックスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

『ドラゴンボール』が人気の国・地域

海外で『ドラゴンボール』が人気の主な国や地域は以下のとおりです。

  • アメリカ
  • フランス
  • 南米諸国

アメリカ

アメリカの『ドラゴンボール』人気はとても高いです。

北米で2022年に映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開された際は、興行収入が3日間で2,010万ドル(約31億円※2025年2月時点のドル円レートで計算)を突破しました。

約2か月前に先行公開していた日本の興行収入はその時点で約25億円だったため、3日間で日本の興行収入を超えてしまったということです。

また2018年にリリースされたゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』は、アメリカが日本を抑えて収益シェアトップとなっています(2024年2月時点)。アメリカには熱意にあふれたファンが多いことがうかがえます。

参照:アニメーションビジネス・ジャーナル「「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、北米週末興行27億円で1位発進
参照:Sensor Tower「鳥山明さんのIP「ドラゴンボール」のモバイルタイトルは世界累計収益55億ドル突破、ドッカンバトルは日本、レジェンズはアメリカやヨーロッパでも大きな支持が続く

フランス

フランスも『ドラゴンボール』の人気が高い国です。

日本に次ぐ漫画大国であるフランスにおいては、『ドラゴンボール』の漫画が3,000万部以上売れています。アニメも放送されており、フランスの最高視聴率は80%を超えるほどの人気です。

フランスの芸術における貢献が評価され、2019年に作者の鳥山明さんは芸術文化勲章を受賞しています。また鳥山明さんが亡くなった際、マクロン大統領だけでなくアタル元首相もXで追悼ポストしており、フランスでの人気がうかがえます。

参照:Japan In-depth「『ドラゴンボール』がフランスに与えた夢と希望
参照:株式会社ダイヤモンド社「ドラゴンボール・亀仙人がちょいエロでアロハを着るワケ「天才・鳥山明」が考えたこと
参照:Sponichi Annex「フランス大使館が鳥山明さん追悼「第九芸術の普及に大きく貢献」 19年に仏政府から芸術文化勲章
参照:X「Emmanuel Macron
参照:X「Gabriel Attal

南米諸国

南米諸国においても、『ドラゴンボール』は人気です。

メキシコで映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開された際は初週で370万ドル(約5億6,000万円(2025年2月時点のドル円レートで計算))の好成績を収めています。

また鳥山明さんが亡くなったときは、アルゼンチンで数千人規模の追悼集会が開催されました。集まった人たちはアニメ主題歌を合唱し、そろって孫悟空の必殺技「元気玉」のポーズをとったそうです。多くの参加者が、悟空やベジータのコスチュームを着て盛り上がりを見せました。

ペルーにおいては、鳥山明さんを偲んで長さ110メートル、高さ6メートルの巨大壁画が制作されました。45名のペルーのアーティストにより、『ドラゴンボール』に登場する70以上ものキャラクターが描かれています。

参照:アニメーションビジネス・ジャーナル「「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、北米週末興行27億円で1位発進
参照:NHK「アルゼンチン ファン数千人が鳥山明さんとの別れ惜しむ
参照:HUFFPOST「『ドラゴンボール』110メートルの巨大壁画がペルーに出現。鳥山明さんを偲んで数十人のアーティストが制作

『ドラゴンボール』のメディア展開と海外の反応

『ドラゴンボール』のメディア展開は以下のとおりです。

  • コミックス出版
  • テレビアニメ放送
  • 劇場版上映
  • ゲームリリース

上記に対する海外の反応について紹介します。

コミックス:累計発行部数は4位

『ドラゴンボール』のコミックス累計発行部数は、日本の漫画作品の中で4位です。

コミックスは全42巻、全世界の80ヶ国以上で愛読され、累計2億6,000万部ほど発行されています(2024年3月時点)。

なお、もっとも累計発行部数が多いのは約5億部で『ワンピース』。こちらも海外においても人気の高い作品です。

参照:漫画全巻ドットコム「歴代発行部数ランキング
参照:産経新聞社「「ドラゴンボール」世界80カ国以上で累計2億6千万部発行 「国境越えて愛されてきた」

ワンピースの海外人気についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

テレビアニメ:世界80か国で放送

『ドラゴンボール』シリーズにおいて、とくに影響の大きいメディア展開といえばテレビアニメ放送でしょう。

世界80か国以上で放送されています、さらに地域によっては、30年以上にわたり放送されており、幅広い世代に親しまれています。

またアニメはテレビ放送だけでなく、Crunchyrollなどのインターネット配信でも視聴可能です。Crunchyrollは、200以上の国や地域に1,300ものアニメ作品を配信するアメリカのプラットフォームです。

2023年に『ドラゴンボール』のアニメ映画を15本配信すると発表された際は、海外のファンから大きな反響を呼びました。

参照:NewsPicks「海外ファンが最も好きなドラゴンボールはベジータが叫ぶ「戦闘力9000超!」鳥山明さん追悼
参照:株式会社東洋経済新報社「「ドラゴンボール」を欧州に広めた男
参照:Forbes「「世界のアニメファンは10億人に」 クランチロール首脳陣が語る、日本アニメへの期待
参照:ガジェット通信「クランチロールがドラゴンボールのアニメ映画15本を配信すると発表 →海外アニメファンから多くの声

劇場版:全世界週末興行収入ランキング1位を獲得

『ドラゴンボール』は、劇場版も人気です。

2022年に公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、東映アニメーションが発表した2023年3月期(2022年4月1日~23年3月31日)通期連結業績によると、全世界興行収入約138億円を突破し、全世界週末興行収入ランキング1位獲得。また全米初登場1位を獲得しました。

2018年に公開された『ドラゴンボール超 ブロリー』も全世界興行収入約135億円を記録し、いずれも好成績をおさめています。

また2009年にはハリウッドで実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』が制作・公開され、同作の可能性をさらに広げることになりました。

参照:オリコン株式会社「東映アニメーション通期業績、過去最高を大幅更新 ドラゴンボール&ワンピ&スラダンが記録的ヒット
参照:SCREEN ONLINE「『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』全米初登場1位獲得!全世界週末興行ランキングで1位に
参照:映画.com「DRAGONBALL EVOLUTION

ゲーム:世界大会が開かれるほどの人気ぶり

『ドラゴンボール』は、各国でゲームもリリースしており、世界大会が開かれるほど人気です。

カードゲーム『DRAGON BALL SUPER CARD GAME』は北米や欧州を中心に販売され、デジタル版はインターネットを通じて世界中のプレイヤーと対戦可能です。

世界各国のハイレベルなプレイヤーが参加するトーナメントが行われ、盛り上がりを見せています。

2024年には3D対戦アクションゲームシリーズ「ドラゴンボールZ Sparking!」の最新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』が発売されると、わずか24時間で世界累計販売本数300万本を突破しました。

世界中のゲームのレビューサイトMetacriticにおいて、評価の加重平均値の百分率である「メタスコア」が81と高く評価されています。

スマートフォンゲームアプリ『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』はリリース後、約6ヶ月で2,000万DLを記録しました。さらに2021年8月時点において170ヶ国で世界累計ダウンロード数が3億5,000万を突破。

参照:Bandai Namco 「各エリア大会のチャンピオンたちが集結!至高の闘いが繰り広げられる!
参照:株式会社 PR TIMES「「ドラゴンボールZ Sparking!」シリーズ最新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』発売24時間で世界累計販売本数300万本を突破
参照:Metacritic「Dragon Ball: Sparking! Zero
参照:gamebiz 「バンダイナムコ、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が海外配信で1000万DLを達成…国内外3000万DLを突破! 11月4日より香港でも配信開始
参照:株式会社バンダイナムコエンターテインメント「「ドラゴンボール Z ドッカンバトル」 世界累計ダウンロード数 3 億 5,000 万突破!

海外で人気の『ドラゴンボール』キャラクター5選

海外で人気の『ドラゴンボール』キャラクターとして以下の5人を紹介します。

  • 孫悟空(そんごくう)
  • ベジータ
  • 孫悟飯(そんごはん)
  • ピッコロ
  • トランクス

海外アニメファンのコミュニティサイト、「MyAnimeList」で人気上位5人のキャラクターです。

孫悟空(そんごくう)

海外で人気の高い『ドラゴンボール』のキャラクターの一人目は孫悟空です。

主人公の孫悟空は、どのような相手にも決して怯むことなく立ち向かっていく姿が多くのファンを魅了しています。普段は温厚な性格なので、スーパーサイヤ人になったときのたくましさとのギャップに惹かれるファンも多いでしょう。

「MyAnimeList」とあらゆるジャンルの世論調査を行う「Ranker」のドラゴンボールの人気キャラクターランキングで、ともに1位を獲得しています。

「MyAnimeList」のFavorites数は約2.9万です(2025年2月時点)。「Ranker」の史上最も強力なアニメキャラクターランキングでは、617人中3位(2025年2月現在)。

参照: MyAnimeList「Biggest Character Poll of Dragon Ball on Myanimelist!!
参照: MyAnimeList「Gokuu "Kakarot" Son
参照:Ranker「The Best Dragon Ball Z Characters of All Time
参照:Ranker「The Most Powerful Anime Characters of All Time

ベジータ

海外で人気の『ドラゴンボール』のキャラクター二人目はベジータです。

ベジータは、悟空と同じサイヤ人であり、惑星ベジータの王子として生まれました。悟空にライバル心を燃やし、喜怒哀楽の激しい人間味あふれる性格が人気です。

常に修行に励むストイックな面と、妻のブルマや息子のトランクスへの愛が深い面のギャップも人気の理由であると考えられます。

「MyAnimeList」や「Ranker」のドラゴンボールの人気キャラクターランキングによると、ともに2位です。しかも獲得した得票数は1位の悟空と僅差であり、人気に引けを取りません

「MyAnimeList」のFavorites数は2万以上です(2025年2月時点)。「Ranker」の「史上最も強力なアニメキャラクターランキング」は、617人中6位です(2025年2月現在)。

参照: MyAnimeList「Vegeta "Prince of All Saiyans"
参照:Ranker「The Most Powerful Anime Characters of All Time

孫悟飯(そんごはん)

海外で人気の『ドラゴンボール』のキャラクター三人目は孫悟飯です。

孫悟空の長男である悟飯は、勉強熱心なため知識も豊富であり、『ドラゴンボール』シリーズではあまり見かけないキャラクターかもしれません。唯一無二の印象を受けたファンは多いでしょう。

普段は戦いを好みませんが、時に仲間のため敵に立ち向かっていく気持ちの強さも支持される理由の一つであると考えられます。

「MyAnimeList」のFavorites数は7,000以上です(2025年2月時点)。「Ranker」の史上最も強力なアニメキャラクターランキングは、617人中20位です(2025年2月現在)。

参照: MyAnimeList「Gohan "The Great Saiyaman, The Gold Fighter, The Golden Warrior" Son
参照:Ranker「The Most Powerful Anime Characters of All Time

ピッコロ

海外で人気の『ドラゴンボール』のキャラクター四人目にピッコロを紹介します。

ピッコロは、ナメック星の戦士であり、ピッコロ大魔王の分身です。性格は沈着冷静であり、自分に厳しく他人にも厳しいキャラクターです。

当初は、悟空への復讐に燃える敵役でした。しかし、次第に他人を思いやれるキャラクターへ成長していくところがピッコロの魅力といえます。「MyAnimeList」のFavorites数は4,500以上です(2025年2月時点)。

参照: MyAnimeList「Piccolo "Ma Junior, King Piccolo Jr., Kamiccolo"

トランクス

海外で人気の『ドラゴンボール』のキャラクター五人目はトランクスです。

トランクスは、ベジータとブルマの息子であり、幼少期はイタズラ好きでワンパクでした。成長するにつれ、クールで実直なキャラクターへと変化していくため、そこに惹かれるファンも多いでしょう。

サラサラのヘアスタイルに丈の短いジャケットなど、おしゃれなルックスも人気の理由の一つと考えられます。

「MyAnimeList」のFavorites数は1,400以上です(2025年2月時点)。「Ranker」の「独自の番組を持つに値するアニメキャラクター」ランキングにおいて124人中34位です(2025年2月現在)。

参照: MyAnimeList「Trunks
参照:Ranker「50+ Anime Characters Who Deserve Their Own Show

『ドラゴンボール』が好きな海外の有名人

『ドラゴンボール』が好きな海外の有名人の例として、以下を紹介します。

  • ジョエル・エンビード(NBA選手)
  • ネイマール(サッカー選手)
  • カーロス・ニュートン(総合格闘家)
  • スティーブ・アオキ(アーティスト)

スポーツ選手やアーティストなど多方面から人気を得ています。

ジョエル・エンビード(NBA選手)

ジョエル・エンビード選手は、ドラゴンボール好きで有名なNBA選手です。

試合直前、スマートフォンで『ドラゴンボール』を見ながらマッサージを受けてリラックスしていたことが話題になりました。他にもカール・アンソニー・タウンズ選手やディアロン・フォックス選手など、NBA選手には『ドラゴンボール』ファンが多くいます

ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズ選手は、試合に孫悟空のイラスト入りシューズを着用していることがファンの間で有名です。サクラメント・キングスのディアロン・フォックス選手は、会場入りの際にサイヤ人の戦闘服柄のアウターを着用していました。

参照:株式会社 日本スポーツ企画出版社「NBA選手たちにも愛された『ドラゴンボール』。昨季MVPが鳥山明さんを追悼「RIP Akira Toriyama」<DUNKSHOOT>

ネイマール(サッカー選手)

サッカーブラジル代表のネイマール選手も『ドラゴンボール』好きで有名で、背中に孫悟空のタトゥーを入れています。他に、メッシ選手やオーバメヤン選手など、サッカー選手にも『ドラゴンボール』ファンが多いです。

アルゼンチン代表のメッシ選手は、ベジータやブルマが描かれたキャップを愛用しています。

また、ガボン代表のオーバメヤン選手は、大腿部にベジットというキャラクターのタトゥーを入れています。過去に『ドラゴンボール』仕様のシューズを履いて試合に出場したことも、ファンの間で有名です。

フランス代表キンペンベ選手は、ピッコロや魔人ブウのタトゥーを左足に入れています。

参照:GOAL「鳥山明さん急逝…ドラゴンボールを愛するスターサッカー選手たち

カーロス・ニュートン(総合格闘家)

総合格闘家のカーロス・ニュートン選手も、『ドラゴンボール』のファンとして有名です。

カーロス・ニュートン選手は『ドラゴンボール』を愛読しており、自身の戦闘スタイルを「ドラゴンボール柔術」と名付けています。勝利の試合後に見せるかめはめ波ポーズも恒例です。

格闘技界にも『ドラゴンボール』ファンが多く、ボクシング元WBC王者のアレハンドロ・サンティアゴ選手もその一人です。左足に悟空、左ふくらはぎにブロリー、右腕に神龍のタトゥーを入れています。

またボクシング元世界4階級制覇王者のノニト・ドネア選手も『ドラゴンボール』好きを公言しています。自分を表現するチャクラの色であるオレンジとブルーを基調としたグラブやシューズを「悟空みたい」といわれても、まんざらでもない様子です。

参照:Fandom, Inc.「Carlos Newton
参照:日刊スポーツ「ドネアに続き、WBCバンタム級王者サンティアゴもドラゴンボール愛 登場キャラのタトゥー披露

スティーブ・アオキ(アーティスト)

『ドラゴンボール』にはスティーブ・アオキなど、海外アーティストのファンも多くいます

スティーブ・アオキは2016年にゲーム「ドラゴンボール ゼノバース2」の楽曲を提供し、自身もゲーム中のキャラクターとして登場しました。その際のインタビューにて、『ドラゴンボール』で育ったことを明かし、コラボのオファーを快諾したと語っています。

また歌手・ラッパーであるクリス・ブラウンは『ドラゴンボール』の熱狂的ファンとして知られ、日本のクリエイターチームとコラボアニメを制作しています。さらに、韓国の人気アイドルグループBTSのメンバーであるJINは、『VICE』のインタビューのなかで「ドラゴンボールZは名作」と断言しています。

参照:EDM MAXX「スティーヴ・アオキ×ドラゴンボール、異次元のコラボが実現
参照:The Hollywood Reporter(THR)「「ドラゴンボール」の熱狂的ファン! クリス・ブラウンと日本のクリエイターチームがコラボアニメを発表。日系の米スタジオ「FUTAKU STUDIOS」が世界をつなぐ 【日本独占記事】
参照:合同会社コンデナスト・ジャパン「大の“日本アニメ好き”を公言するセレブ6人。一体、どの作品とキャラが好き?

『ドラゴンボール』は海外でも人気が高い

『ドラゴンボール』は日本だけでなく、海外でも人気が高いアニメです。『週刊少年ジャンプ』にて1984年より連載が始まって以来、今もなお世界中で高い人気を博しています

その理由は、世代を問わず伝わりやすいストーリー展開や個性あふれるキャラクター、多くの方が楽しめるメディア展開などさまざまです。『ドラゴンボール』は、今後も多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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